「起業を志す大学生です。いまからD2Cの参入は遅いですか?」という質問に回答してみた。

D2C(Direct-to-Consumer) マジメな話

”大学生でこれから起業しようと考えているものです。今からD2Cに参入して戦っていこうとするのは遅いですか。ご回答のほどよろしくお願いします。”

という質問をStand FMの質問で頂いております。ありがとうございます。

全然遅くないですね。はい。

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D2Cってどんなビジネスかというと、基本的にすでに世の中にあるリテール小売ビジネスのIT時代版なわけですね。多くのITスタートアップと比べて少し違うのが、既存の市場が既に存在しているが現代の消費者に最適化されていない商品だったり販売手法の問題を解決して市場シェアを獲得していくっていう類のものなんですよね。

なのですでに膨大なマーケットが小売の業界っていうのはあるわけです。例えばアパレルの業界でいくと、年間約9〜10兆円ぐらいの市場規模がある中で、まだD2Cなんか、うち含め100億円の売上すら到達していない会社ばかりです。

D2Cというのはビジネスモデルでも何でも無く、立ち上げの戦略の1つで、現代の消費者の抱える問題の解決手法です。時代の消費に最適化された手法であるがゆえに、小売という巨大なマーケットに対して、D2Cっていうのはこれから伸びる一方なわけです。(もちろん2020年4月10日現在、COVID-19による緊急事態宣言発令中は消費マインドが下がっていますが)今でも全然参入すべきタイミングなのかなと思います。

また、Webサービスやスマホアプリのビジネスと比較しても、小売業態はWinner Takes All(1つのサービスがほとんどの市場シェアを独占すること)ではなく、人によっても商品を選択する理由が違うため住み分けが可能な業態です。ユニクロは世界でもトップ3に入るぐらい巨大なアパレルブランドですが、そのユニクロですらも国内におけるアパレル市場シェアは10%程度になります。

もちろん新型コロナの影響で今は起業の準備がしづらい状況ではあるとは思うんですけれども、全然向こう先5年10年とですねしっかりと伸びていく領域だと思っています。

また、創業期の資金調達や資本政策についてはstand.fmでも他の回で喋っているので(後ほどブログにもすると思います)ぜひそちらも参考にしてみて下さい。

また、ぜひD2Cのビジネスを起業された際には、ぜひTwitterだったりとかブログなどから僕に連絡していただければなと思っています。
お茶やランチ、もしくは遠くだったらZOOMとかでもですね、お話できると思うんで、全然30分〜1時間ぐらいなら簡単に相談乗ったりとかできると思いますので。
ぜひ起業された際にはですね、僕の方に相談しに来て下さい。

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