ブラックフライデーをホワイトに。「WHITE FRIDAY2019」のリリースと、Podcastでの紹介と。

マジメな話 仕事の中で感じたこと

FABRIC TOKYOのポッドキャストを更新しました。「Behind The Scenes」シリーズです。

綺羅びやかに見えるアパレル業界は、世界の汚水の20%や二酸化炭素の10%を排出してしまっている地球を汚しているという側面も持ちます。
この事実に向き合うため、FABRIC TOKYOはブラックフライデーというアパレルの大々的なセールのタイミングに、”ホワイト”フライデープロジェクトを立ち上げました。ディスカウントの割合ばかりが注目されてしまうブラックフライデーに、洋服の本当の価値と向き合うタイミングを提供し、新しい当たり前をつくっていきたいと考えています。
今回は企画者であるクリエイティブ統括峯村とマーケティング部プランナー森本に話を聞きました。聞き手は森です。ぜひ聞いてみてください。

企画1
WHITE FRIDAY2019 | オーダースーツ・オーダーシャツのファブリックトウキョウ https://fabric-tokyo.com/pages/white-friday2019

企画2
ブラックフライデーは服を売らずに“回収”します!アップサイクルのウールオーダージャケット、不要なウール商品をお店で回収された新規のお客様、25名様限定で無料プレゼント。|株式会社FABRIC TOKYOのプレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000013830.html

ホワイトフライデープロジェクトに対する僕の想い

大量生産・大量消費、そして大量廃棄が問題視されるアパレル業界の昨今です。
サスティナビリティを会社全体のフィロソフィーとして掲げるFABRIC TOKYOは、オーダーメイドという無駄な洋服作りを一切行わない生産方式で、日々このフィロソフィーの実現に取り組み、新しいアパレルのビジネスモデルに挑戦しています。
そんな私たちは、ブラックフライデーというセールの存在に対して違和感を抱いていました。お得に買い物ができるという楽しさを持つ一方で、知らないうちに無駄な生産・消費を助長し、自分自身も加害者になってしまっているかもしれないからです。
そういったセールのカタチを見直すため、昨年からブラックフライデーのタイミングに合わせてスタートしている「ホワイトフライデー」と題した本企画では、この日を「ものが安く買える日」ではなく「ものの価値を見直す日」と再定義しています。初開催となった昨年、テキスタイル工場に長年眠るデットストック生地でつくるオーダースーツの価格をお客様に決めていただく企画を通じて、アパレル業界の「大量生産・大量廃棄」の背景にスポットを当て、おかげさまで多くのお客様や関係各社様から反響を頂きました。今年も同様の企画を工場さんと協力し継続しながら(https://fabric-tokyo.com/pages/white-friday2019)、第二回開催となる今年のホワイトフライデーは、「サスティナブルなものづくり文脈の中で注目され始めているアップサイクル」をテーマに据え、お客様から回収した洋服で新たな洋服を作りだすことで、洋服の生産背景について考えるきっかけをご提供したいと考えております。
従来型の、古く、アナログで、巨大なアパレル業界を、FABRIC TOKYOは新しいテクノロジーとアイデアによって未来のライフスタイルにマッチした産業へと改革し、一人でも多くの人が前向きにファッションを楽しめる社会の実現をこれからも目指していきます。