新型コロナによりアパレル業界が大きな打撃を受けている今、ぼくたちが一つ一つできること。

D2C(Direct-to-Consumer) マジメな話 仕事の中で感じたこと
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FABRIC TOKYOの森です。
新型コロナウィルス感染拡大が日本国内でも顕著になってきており、FABRIC TOKYOもオフィス勤務のスタッフは全員原則出社を禁止し、リモートワーク体制に移行しています。
また、店舗も平日の営業時間の短縮や土日祝の休業などになっており、お客様(及び従業員各位)にはご不便をおかけしております。

不測の事態が続くこの状況下で、アパレル業界は最も大きな打撃を受けている業界の一つです。
外出自粛要請により街では人が歩いておらず、店舗も開かず、将来的不安が拡大するため消費活動も縮小傾向です。FABRIC TOKYOも大きな影響を受けているのに加え、FABRIC TOKYOを共に作ってくださっているパートナーの生地工場・縫製工場各社様はそれ以上に大きな打撃を受けています。

特にアパレル縫製工場では、昨今の卒入学式・入社式の中止などによる発注数減少により、本来は発注が混み合うこのタイミングに厳しい局面を迎えています。
さらに、縫製工場で働くプロフェッショナルな職人の方々はリモートワークを選択することができず、万が一休業を余儀なくされた際にはなす術がありません。今、日本は大切なプロフェッショナルの雇用を失おうとしています。

加えて、今後の日本の首都圏以外への感染拡大が問題です。現在は東京を中心とした首都圏や大阪・名古屋などの大都市圏が感染の中心地ですが、今後は間違いなく地方都市への感染拡大が問題視されるようになります。多くの製造業・物流倉庫などは地方にあります。
地方の感染拡大が顕著になった場合、工場はおろか倉庫機能や物流ですらも機能が停止し、Eコマースでの販売も停止を余儀なくされます。
我々の業界は、あまりにも多くのことを失ってしまうでしょう。

そうしないために、一つ一つできることをやっていかなければいけない局面です。

セールをしないというポリシーの元でブランドを運営しているFABRIC TOKYOですが、このタイミングに、お客様にも縫製工場にも少しでも嬉しい取り組みができればと考え、今回の「STAY at HOME 応援キャンペーン」を企画しました。
長期化が予想される新型コロナウイルスの拡大に対し、外出自粛環境下のお客様の買い物を少しでもサポートしたく、2020年4月3日(金)~5月10日(日)の期間で、FABRIC TOKYO全商品を対象に、10倍ポイントアップします。

D2Cという流通モデルでビジネスウェアを展開するFABRIC TOKYOとしては、このような時だからこそ、大切なパートナーの皆様と一緒にこの困難を乗り越えて行きたいと考え、この度、日頃お付き合いのあるパートナー縫製工場の皆様の声を受けた企画になっています。

詳細は以下のFABRIC TOKYOのWebサイトを見ていただきたいのですが、もうまさにこのコメントに尽きます。→「この春、お客様一人一人のお買い物で救える雇用があります。」

まずは初動ですが、今後も一つ一つできることをしっかりやっていきます。

https://fabric-tokyo.com/news/detail/stayathome