経営者は、1日のリソース配分はどうしてるのか?ぼくの考えを話そう。

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stand.fmでレターを頂いたので、回答してみます。

”ご自身の一日のリソースはどのように配分していますか?”

というレターです。ありがとうございます。

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経営者の一日のリソース配分について良くあるのが、円グラフで1日の業務の割合なんかを示したりとかするってのがあったりとかしますけれども、質問者さんが聞きたいのはこの話ですよね。

僕はどういう風に心がけているかと言いますと・・・、すみません、一切リソースの配分を考えていないです。

本当に考えてないのですが、それだけだと誤解が生まれそうなので、一つぼくが影響を受けたお話を共有します。

プロノバの岡島悦子さんという経営コンサルタントの方がいらっしゃいます。岡島さんはいろんな会社の社外取締役や、経営アドバイザーをやられている著名なコンサルタントなのですが、以前ICCサミットという経営者が集うカンファレンスで、経営者から一日のリソース配分どうすればいいですかみたいな相談がよくくるときに話すこと、について話していたんです。

岡島さんがいつもそういった経営者に伝えることは、「いやいや自らのリソース配分考えるよりも、経営者なら組織の再現性を考えましょうね」と伝えるっておっしゃってたんですね。

これ僕もすごく納得いっていて、確かに朝何時に起きてメールやメッセージの返信をして1時間、資料作りしてミーティングこうして数時間、採用の面接して2時間、意思決定の作業に1時間、PRに1時間とかそういう円グラフ的なことを考える前に、自分がそういう業務を行わなくても事業が回るような組織の再現性を作る方が良いと。

もちろんいろんな考え方あると思うんですけれども、経営における理想的な状況ってどんなことかと言うと、仕組みを作って仕組みで回る状態だとぼくは考えています。つまり(極端な話)経営者は一切業務的なものはやっていない状態というのが理想的な状態なわけですね。あえて極端ですが。

日頃から、僕個人としてはすべての行動は「あるべき姿からの逆算」で考えようという、自分なりの行動指針があります。なのでそういった仕組みで回る自分は業務を一切やらなくても仕組みで回る状態を作るっていうことがあるべき姿であるとすると、そこにできるだけ近づけようとしたい。そうすると、やはり一日のリソース配分ということを考えるんじゃなくて、自分のリソース配分を考えることに注力するんじゃなくて、組織がしっかり仕組みで回っていくっていうことを考えることに、注力した方がいいっていう考え方ですね。

なので経営者の一日のリソース配分ってのには、あまり僕は興味がないです。

ただどういうことを心掛けているかというとですね、暇な時間を作るっていうことですね。なんか酷いことを言っているようですが。笑 あともう一つはアウトプット思考。毎日なんらかのアウトプットを常に出し続けている状態にするということを心がけています。

解説します。暇になるというのは聞こえは悪いですが、経営者にとっては非常に大切だと思っていて、やはり忙しいと追い詰められてるので、やはり中長期なことがなかなか考えられず、短期的な仕事が増えちゃうんですけれども、ある程度暇になっている状態だと、(それは組織がうまく回っている状態が作れてるってことの裏返しだと思うので)経営者の一番大事な仕事である、会社のビジョンやミッション達成に向けてどういう風に中長期的な取り組みを考えていくことに時間が使えるっていうのが大きいです。

また、会社にはトラブルが付き物です。緊急事態が発生した時のために、リソースを空けておくってことです。もう本当毎日ギッチギチに一日の時間が埋まってると緊急の時に対応できたりとかしずらいんですよね。だからなるべく、一日しっかり暇な時間を確保しておくっていうのは経営者として大事にしていることです。

もう一つアウトプット思考なんですけれども、仕事のアウトプットももちろんですが、Twitterとかこうやってstand.fmとかブログなど、あとPodcastとかも社内でやってたりもするんですけどそういったアウトプットをですね世の中にどんどん生み出して行こうという風には心掛けている感じです。理由は単純で、アウトプットの機会が多いとインプットをしていかないと追いつかないので、インプット量を増やすためですね。そうして思考材料を大量に摂取しておき、経営の大事な意思決定に活かしていくのです。

以上、経営者の1日のリソース配分についてでした。参考になれば嬉しいです。